2008-12-18

ほしいもの

セントルシアはすっかりクリスマス
タウンにはフラッグカラーの旗がデコレーションされ、みんなうきうきです
もちろん仕事をする気はさらさらありません
毎日が金曜日のようなやる気のなさに包まれています
それと、このシーズンにはショッピングデーなるお休みがあります
クリスマスのシーズンに、買い物のためのお休みを1日とってよいというちょっと不思議なルシアならではのお休みです
私は、多分とらないけど・・・

今日の帰り、いつものスーパーで買い物をしようと思ったら見慣れたトラックが
私の参加していたスチールパンのバンドのトラックでした
オーッと思って、声をかけにいきひさしぶりの再会
お前に渡すものがあったんだよ!!って
何かと思ったら小切手でした
私のバンドは大会で2位をとったのでけっこうな賞金をいただいていたのです
てっきりその賞金は新しいパンを買ったり、修理や来年のために使うのかなと思っていたのだけど
参加した人にキャッシュバックだったようです
1人150EC、日本円にすると6千円から7千円くらいでした
なんか私にとっては値段をつけられない150ECです

何に使うか、うーん、これが難しい
せっかくだから、形のあるものを自分のために買おうと思ったけど
ルシアでほしいものって、ない・・・
同期に電話で相談してみたけれど、やっぱりない
うーん
しばらく悩みそうです

2008-12-15

月曜日だというのに

月曜日です
しかし、とっても疲れています・・・
週末に遊びすぎてしまった私です

金曜日、お友達のの家で夕食を食べてからナショナルデーのイベントに行くつもりだったんだけど
気がついたら10時を過ぎていて、イベントが終わってしまっていました
花火がちょうど目の前であがって素敵でした

しかしながら、私たちの帰宅時間と、イベントのおしまいが重なってしまってバスがない・・・
バスのドライバーもちゃっかりしていて、タクシーのふりをして(そのほうが儲かるから)客を乗せないのでいつまでたっても、バスが来ないわけです
どうしたものかと思っていたら、べろべろに酔っ払ったルシアンのお友達にばったり
お互い連れがいたから、軽く挨拶しただけだったんだけど
しばらくして彼女が私たちのところに戻ってきました
「エミ、あんたたち二人?」
「うん」
「じゃあ、あのバス乗って待ってな!!」
たしかにバスがそこにはあったんだけど、いったい何??って思ってたら
そこらへんのバスに乗りたい人を座席の分だけ引き連れて帰ってきました
どうやら、ドライバーを説き伏せたようです
しかし、バスの席数より乗りたい人は多いからあっという間に私たち日本人は弾き飛ばされてしまって・・・
もうあきらめようとしたところ
「あんたたち、このバスはタクシーなんだからこの日本人が乗るんだよ、2つ席空けて!!」って言ってくれました
私は、彼女のことが大好きです
なぜならば、日本人だからって差別しない
でも逆に、日本人だからってちやほやしたり、必要以上にケアしない
いろんな意味で特別扱いされない関係ってここではなかなか難しいから、私にとっては大好きな人です
そして、この夜、彼女のかっこよさにまたほれてしまいました

土曜日、朝からダイビング
ポイントはいつもと同じだし、特にめずらしいことはなかったけど、今日も海がめが見れました
乾季になって寒くなってきました、水着ダイビングはもう限界かな
ちなみに今日のダイビングで、20本目です
そして、はじめて、見ず知らずの人とバディを組みました
いやぁ、意味なく緊張したけど海の中では英語は必要ないので楽でした
ちょっとは技術が成長しているのかなぁ
前に比べれば、多少は楽に泳げるようになった気はするけど
ここのところ、ちょくちょくもぐりにいってたから、だいぶショップの人に「ダイビング好きだねぇ・・・」ってあきれられてしまいました

夜、同期の誕生日前夜祭と言うことで彼女のステイしているホテルへ
セントルシアでもかなりリッチなオールインクルーシブのリゾートホテルでラスポートと言うホテルです
リゾート大好きな私にはたまらないです
そこのレストランは、セントルシアでもかなりリッチなレストランで有名
もちろん予約制でドレスコードあり
一緒に遊びに言った友達は、それを知らなかったみたいでハーフパンツで行ってしまい、家に帰って着替える羽目になりました
やっぱり、波の音を聞きながら食べるディナーはいいですね

日曜日、また別のお友達が来週のクリスマスパーティーにクッキーを焼いてもって行くとかで、試食という名目でおうちに遊びに行きました
しかし、ルシアに着てからクッキーなんて焼いてなかったから不安になり朝からためしにに焼いてみたところ、上出来
そして、お昼に友達の家にクッキーを持っていったら、なぜかテーブルの上に粉と砂糖??
え??私が作るの?
と思いつつ、一緒に作りました
はかりがなかったので不思議なものが出来上がりました

夜、昨日に引き続き勢いあまってまたお誕生日ディナーへ
経済的負担は大きいですが、体調を崩していた先月、食べない出かけない遊べないでちょっと生活費に余裕があったので問題なし
同期で作ったバースデーカードを持っていったら、喜んでくれました

そして、月曜日
すでにふらふらです
今日は午後から施設訪問があったのですが、中止になるのを心から願ったのに
そんな夢はかないませんでした
明日も6時半に家を出て施設訪問です
もうねます(今、7時半)
おやすみなさい

2008-12-10

デビュー

またブログの更新を怠りました
でも、体調は絶好調です

今週は月曜日から今日までの3日間、ビューフォートの山の中にある小学校でHIVのワークショップでした
対象は小学校5年生と6年生
このワークショップ、山のように出した私の企画の中で唯一実行に移せたプログラム
1年前に起案したので、実現まで1年もかかったってことですね
いやはや、長かったです

そして、これが私の英語でのワークショップデビュー
今までも、ちょこちょこセッションを持ったりはしてたんだけど、ちゃんとHIVに関するセッションをやるのは初めて
緊張して、前日の夜中までいろいろ準備して、ばっちり!!
のはずだったのですが、いろんなハプニングが起こり、結局、自分ではできませんでした
っていうか、あっという間に同僚に私の座を奪い取られました
ちょっと悔しかったけど、それでも、子どもたちにちゃんと伝わることのほうが大事だから仕方ないですね

それにしてもハプニングてんこもり
同僚が待ち合わせの時間に遅刻し結局2時間半遅れて学校に到着
とか
クラスの人数は30人と40人と聞いていたのに、実際は40人と65人で、資料がまったく足りなかった
とか
学校にビデオの用意を依頼するように同僚に頼んでおいたのにやってなかったらしく、ビデオセッションができなかった
とか
でもまぁ、おおむねうまくいったからよかったかなぁ

保護者の方からも早速、学校に連絡があったそうで家でも習ったことを家族に話したりしてくれたそうです
なんか、ちょっと、達成感、久しぶりに味わうこの感じです

それと、このワークショップで私の作った「HIV EDUCATION BOOK」もデビューしました
5年生のクラスでだけつかったけど、なかなかうまく機能していてわれながらあっぱれ
次に使う機会がないのが残念だけど、子どもたちが私の作った本を読んでたりゲームを一生懸命やっているのをみるとなんだか、再び達成感を感じてみたり

体調を崩して準備ができなくなったり、ぎりぎりのところで高齢者のほうの仕事もがんがん入ってきたり、JICAのイベントがあったりで余裕なかったから
余計にジーンときちゃっているのかもしれません
もちろん、課題山積みですけどね

今回、ワークショップをしたのはピエロという小さなコミュニティーの学校で子どもたちもなかなか素朴
同じ敷地の中に幼稚園から小学校まですべてがギュッと集まっているので、休み時間になるとちっちゃいお豆みたいな子から、すでにお色気むんむんの6年生までが一斉に教室から出てきてなかなかおもしろい
そして、みんな親戚?
これが私の妹で、これがいとこ、これが姪っ子って紹介してくれました
たしかに似たような顔の子が多いなぁって思ってみてたけど、さすが小さなコミュニティーですね

私の家の周りの子どもは、なんかちょっとませてるけどさすが地方の子どもたちは素朴でした
私が受け持ったセッションでどうにもこうにも時間が余ってしまったので、なぜか日本語教室をやってみたのですが、とにかくかわいい
コンニチワ
ワタシノ ナマエ ハ エミ デス
ってみんなそろって真顔で唱和してました
黒板に書いたとおり読んだからそうなっちゃったんですね
38人のエミたちはほんとうにかわいかったです
うーん、エミがいっぱい

いやぁ、子どもかわいいです
写真が載せられないのがホントに悔やまれます・・・

2008-12-03

ルシア的抜け道

セントルシアは乾季になって涼しくなりました
お天気のいい昼間は春みたいで、とっても気持ちがいいです
ちょっと幸せ、日本の春は花粉症で風なんて吹くなーって感じだから

最近、交通渋滞がひどいです
もともと道が狭いから渋滞にはよくなるんだけど、それにしたってひどすぎる
タウンまですいていれば30分かからないのに、毎回1時間近くかかるのです
それも、事故渋滞じゃなくてたいていが自然渋滞
国の大きさに対して車が多すぎるのでしょうかね

そんな時はやっぱり抜け道
ルシアにも抜け道はあって、山を登ったり降りたり、まるでジェットコースター
それはそれでまぁ面白いのでいいんだけど
最近の渋滞は平地なので抜け道はないのです
そんな時、バスのドライバーはルシア的な抜け道を利用します
道路沿いのショッピングセンターの駐車場を突っ切ってみたり1車線のところを無理やり2車線にしてみたり
たかが5台か6台先に行けるだけなんですけどね
そこで不思議なのが、そんなやりたい放題の車を、みんな心優しく入れてあげるんですよね
日本の高速とかで工事なんかで1車線閉鎖なんてことよくあるじゃないですか
そういう時、ぎりぎりまで行って合流しようとする人、なかなか入れてあげたくない気分になりますよね
なんかズルがまかり通っているようで、不思議なルシアの交通事情です

それにしてもこの渋滞、早起きが大の苦手の私にとっては何とかなってもらわないとたまりません・・・

2008-12-02

最近のセントルシアは

もうすぐクリスマスです
セントルシアはカトリックの国なのでクリスマスはそれはそれは大きなイベントです
日本みたいに恋人がどうのこうのって言うんじゃなくて、もっとおごそかなイベントです
そういうわけで、クリスマスにはいつもより豪勢に、そのためにお金もかけたりするのです
そうすると、現れるのが、犯罪
こんなに小さな国だけど、けっこう身近で銃殺があったりもして、お気楽セントルシアもお気楽には過ごせないこのごろです
カーニバルのときもそうだったけど、クリスマスシーズンは危ない

最近、ルシアで英語を習い始めました
もう帰国も近いんだけど、このままでいいのか私の英語???
っていうことで週に1回習っているんです
しかし、昨日は行くのが遅れてしまって、帰宅時間も遅くなってしまいました
首都のカストリーズを6時過ぎに歩くことなんて滅多にないんだけど雰囲気が非常に悪い
普段だと金曜の夜は街に人がけっこういるんだけど、平日は閑散としているのです
それが、なんだか怪しげな人がこっちにちらほら、あっちにちらほら
日が短くなってきているのもあるかもしれないけど、気をつけようと思います

2008-12-01

ワールドエイズデー

12月1日はワールドエイズデーです
実はすっかり忘れえていました
いや、2週間くらい前までは覚えていたんだけどね
今年も何もやらないみたいだなぁ、このNGOは・・・
って思って、そのままになっていて
日付の感覚なく曜日の間隔だけで動いていたら、あれ??今日ってもしかして12月1日??みたいなことになっていたのです
いやぁ、だめですね、ちょっとだけ自己嫌悪

そこでHIVのお話
日本のHIV感染者は現在15.000人を超えています
先進7カ国で唯一感染者が増加し続けている国、日本
でもこの15.000人の人たちは、HIVテストを受けた人たちなのです
HIVテストを受けたことがある人はわずか23.3%
つまり、自分がHIVだと知らずに過ごしている人がいたりするわけです
2年前、こっちに来る前に学んだところではすでに40.000人以上が感染しているとか
自分に限ってHIVには感染していないという根拠のない自信、そして、さらに増加する感染者

そんな私も2年前までHIVテスト受けたことなかったんだけど
やっぱり相当ドキドキしました
特に、私はHIVについての講習をみっちり2週間受けた後だったから余計にシビアでした
でも日本の検査センターはすごいですよ
完璧な匿名性だし、予約制
ルシアだと匿名という名のもと、バリバリ名前聞いてきますから
秘密が守られない、八墓村みたいなところです

今、この瞬間にも6秒に1人の人がHIVに感染しています、10秒に1人がAIDSで命を落としています
日本やセントルシアでは進行を遅らせる薬が手に入ります
HIVは1度感染したら治ることはありません、でもAIDSへの進行を遅らせることはできます
でも、この薬があまりに高額なため買うことができず、アフリカではたくさんの人が命を落としています
そしてAIDSによって親を失ったAIDS孤児が生まれるのです

AIDS孤児とは、うーん
疲れたのでまたの機会に書きます