2007-09-28

6ヶ月の軌跡

多分、今日でセントルシアに来て6ヶ月が経過
時差がよく分からないから多分です
時差を計算し始めると完全に頭が混乱するのは私だけ?

この6ヶ月でできるようになったこと
英語!!! ではなくて「私、英語分からないから何とかしてよ」と表情だけで伝える技術
ウクレレ、入門BOOKマスター程度
かぎ針編み、作品は次々に嫁がせてます
なんでも作ってしまえという制作意欲、ルシアではたいていのもの買えるんだけどね
ゴキブリを見たときに「きゃー」と悲鳴をあげるのではなく、「あ、ゴキブリだ」と冷静につぶやき戦う根性

ルシアに来て変わったこと
はすむかいの飼い犬、ジャーマンハスキーのカリー(身長が私よりもあってむちゃくちゃ怖い)が吠えなくなった
それに比べて、我が家の9匹の犬たちは、私に愛想を尽かしたのか最近つれない
髪の毛の長さ、15センチ増
5分前行動ができるようになった、だって暇なんだもん
飲酒するアルコールの量、急増
お肌の色、最近てかりも加わってきた?

ルシアに来ても変わらないこと
身長と体重
日々の生活の中で疲れた、だるいという回数(これは私にとってはもはや口癖?)
寝起きの悪さと寝坊癖

壊した電化製品
炊飯器(先輩からいただいて1回使ったら壊れた)
電気ポット(なぜかそこに穴)
変圧器(職場の備品、周りの皆さんの視線が痛かったです)

こんな感じかなぁ
って成長してない・・・
むしろ後退してるかも

2007-09-27

かわいい子には旅をさせよ、旅をさせてくれ!!

週末、日曜日にスフレでバスケットボールトーナメントがありました
そこで、VCT(自主的に受けるカウンセリングを伴ったHIVテスト)の紹介をするのが今回のミッション

オフィスに軟禁されている私でも、休日に何をするかは私の勝手!ということで勝手に行ってきました
あくまでも余暇を利用した自主的なボランティア活動ですから
今回もまた、橋渡しをしてくれたのはピースコープさん
いつもありがとうございます


さて2時からの開会に向け12時にコートへ
簡単に準備を済ませ
待つ → 始まらない
まつ → やっぱり始まらない
マツ → されど始まらない
これぞルシアンタイム




暇なので子ども達と遊ぶ
追いかけっこをしていて途中で1人転んで負傷するも
さすがルシアンチルドレン
痛いのは必要以上にアピールするが消毒したり洗いに行ったりはしない
途中、私持参の水をすべて飲まれてしまう
困るよぉと困った顔をすると、一人の子の家に連れて行かれる
そして水を補充
だったら最初から家に帰って飲んでくれ!!
と思いつつもかわいいからそんなことは言わない

4時を少し回った頃、ようやく始まる


といってもそれ程みんな興味を示さず忙しくならない
まぁトーナメントがメインだから当然だけど
いつもだったらカウンターパートに「行くよ」って言われてコンドームの箱を抱えて会場を回るんだけど今日は1人
って言うことで1人でみんなに声をかけながらコンドームを配る
うーん、悪くないねぇ
いつもだったら何か話すこともできないし
荷物もちのようにしているだけ
やっぱ、言葉ができなくても自分で動くほうがずっといい、何より楽しい
早い段階でコンドームは在庫切れ
その後も、いろんな人に捕まってコンドーム頂戴といわれる
うーん、やりがいあるなぁ

かわいい子には旅をさせよって言うけど、自分でやらなきゃいつまでたっても成長できないよね
頼む!!旅をさせてくれ、オフィス謹慎、解いてくれ!!

その後、また子どもたちが群がってくる
昼間よりさらに増える
その中の一人が日本に興味津々
なので、たまたまもっていた日本の携帯の写真を見せる
私の京都に行ったときの舞妓になった写真
なんと説明したら言いか分からないから
私 「ジャパニーズ プリンセス」
子 反応なし
私 「これ、私」
子 「EMIはプリンセスなの?????」
って目をまん丸にして言われた
なんだかどこまでも素直でかわいくて
子どもってやっぱりいいなぁて思った

とにもかくにも日中、恐ろしく暑い時間を外で過ごしたためまたさらにこんがり
あんまりにも暑いからアイス2つも食べちゃった
そして、さすがに疲れた
歩いてたら、「そんなに疲れた顔して、コンドーム配ってたときは元気だったのに。。。」
てっ知らない人に言われてしまった
でもどんなに忙しくてもやっぱりなにかしているほうが私にはあっているみたいです

2007-09-26

うかれていたら、やっぱりこけた

セントルシアは素敵なところです
活動は問題ありありですが、毎日ほんとに楽しい
陽気なセントルシアンと話をするのも
愉快な日本人隊員の皆さんとお出かけするのも
大好きな大家さんにいろいろと話を聞いてもらうのも
すべて、楽しいんです

でも、最近ちょっと浮かれていました
いろんなことが楽しくて、活動もなく暇なので完全にアフター5を重視
まぁセントルシアではアフター4ですけどね
そんなわけでけっこう毎日くたくた

結果、やられてしまいました
マーケットですり・・・
ほんとバカです
用心はしていたつもりだけど、こっちに来た頃に比べれば完全に安全平和ボケ

悔しいとか腹がたつとかはぜんぜん思わなくて
うかれて、調子に乗っていた自分が情けない
少し精進しようと心に決めて
今週は自宅謹慎処分にしようと思います

そして、今回のことでまた友だちや周りの人の温かさに触れました
マーケットの中を財布を捜してまわってくれた先輩隊員
ずっと一緒に手続きに回ってくれたやっぱり先輩隊員
心配してわざわざ連絡をくれた同期
ついでだからといいつつ気晴らしドライブに連れて行ってくれたルシアン
私のグチグチを2泊3日に渡って聞いてくれた先輩隊員
EMIはもっと慎重にならなきゃだめと本気で叱ってくれた大家さん
そして日本の家族のお二人さん
ほんとに、心配かけてごめんなさい
ありがとう

今回はすりだったから怖い思いしなかったけど
これからもっと気をつけます

2007-09-21

言い訳するならもう少し頭をひねってくれ

ランチタイムにオフィスの隣にあるスーパーへ行く
現在オフィスの向かいは工事中
毎朝毎夕、「ヘイ、チンチョン」と言われる
とりあえず無視、きのうもおとといも毎日無視
でも、これが家が完成するまで毎日続くと思うとあまりにうざい
まだ地盤もできてないって言うのに
なので
指導しました
「私はチャイニーズじゃない」
「日本人か?」
「日本人だよ、でもチンチョンは良くない、彼らはチャイニーズだから」
「・・・」2人で顔を見合わせている そして
「ちがうよ、イェーイって言ったんだよ」と

言い訳するならもう少し頭をひねってくれたまえ
今日もまた完全ノックアウトです
まぁでもこれでチンチョンって言われることはないでしょう

本日、私はやらかしてしまいました
実は先週、勝手にいろいろとフィールドワークに行っていることがダイレクターにばれた
ていうか隠してたわけじゃないし上司の許可はとっていた
ただ、ダイレクターが忙しくていなかったから知らないだけ
結果、私は今週1週間謹慎処分
まるで喫煙がばれた高校生な気分です
早い話がオフィスから1週間出るなとのこと
なんじゃそりゃ!!!と思いつつ反抗したところであまり良い結果は期待できないので現在謹慎中・・・
ほんとは今日は私の住むエリアのYOUTH GROUPのミーティングがありました
ずいぶん前に知り合った保健士さんに誘われていたんだけど
前日にも連絡ないし私は謹慎処分だしこのままスルーするのが良いだろうと思っていたのです
しかしながら朝の6時にメールで8時に迎えにいくからと
私が起床したのは8時半
あぁ
やっちゃった
もう平謝りですよ

まぁ落ち込んでも仕方ない
次回のチャンスにかけようと思います

2007-09-20

衝撃な変貌

ありえない
私が日本を発ってからわが町栗平に温泉がわいたらしい
おまけに温泉入浴施設までできたそうで
ありえなーい
アリエナーイ
ルシア的にいうと「エッエー」

私が小さいときにおたまじゃくしを取りにいった川の近くに
まさか住むことになるとも思わなかったが
温泉がわくなんて考えてもおらず
ヒェーって感じです

たった2年じゃ世の中大して変わらないって思ってたけど
やっぱり変わるのね
これじゃ日本に帰ったら浦島太郎だ・・・

2007-09-19

喪に服す、服し方もいろいろ

先日、セントルシアの首相が亡くなった
脳卒中だったとのことで、しばらく闘病をしていたそう
ジョンコンプトン氏は30年近くもセントルシアを引っ張ってきた
1979年に独立したばかりのこの国にとっては偉大なる父なのである


彼が亡くなってから
車はそれぞれに国旗を掲げたり黒いフラッグを掲げたり
省庁や商店のショーウィンドーはフラッグカラーの布で飾られ
ジョンコンプトン氏の写真を花やキャンドルで飾っている
人々は写真入の缶バッチを胸につけ、それぞれがそれぞれの形で喪に服している

きのうが国葬だった
政府命令で公私にかかわらずすべての企業、商店がお休み
喪に服することとなった


午前中は日本では考えられないけど一般市民とのお別れ
棺のすぐそばまで行くことができたそう
13時から街を一週回って教会へ
ちなみに棺は軽トラックにのせられていました
何に驚いたって警官が行進してたこと
やればできるじゃん、ルシアン、だけどされどルシアン、やっぱりルシアン
歩けるけど止まれない
「やばい、止まらなきゃ」ってばらばらと無理にかっこだけつけて止まるから余計に目立つ

13時から始まった国葬
私は家でテレビで見てました
でも、さすがに飽きてしまって他の隊員と海へ
街には人がいない、家からは国葬中継が聞こえて、今日ははしゃげないねぇなんてはなしてたものの
いざ、海についてみたら
「学校休みなのに、家になんていられないよぉ」っていうがきんちょがわんさか
一緒に遊んだら、疲れちゃった
喪に服すっていろいろだけど、コンプトン氏がくれたお休みを楽しく過ごすのも1つの喪に服す形なのかもしれないなって思った

4時半頃、帰宅
まだ続いてた国葬に軽く驚く
カリプソ(川柳カリブバージョン)まで歌ってる
5時くらいにようやく終了

でも私はこのジョンコンプトン氏はすごいと思う
人の命の重さはみんなおんなじって思うけど
ここセントルシアが彼の生きた証であり、セントルシアという国が続く限り
ジョンコンプトン氏はセントルシアの偉大なる父であり続けるのだと思う

1つ心配なこと
彼が亡くなったのはたしか10日くらい前
その間、連日、一般市民とのお別れの場が設けられ、一度は故郷のミクッドにも帰ったとか
こんな心配はちょっと不謹慎かもしれないけど
遺体の安置状態は平気なんだろうか
それじゃなくてもここ2週間くらいおそろしく暑いっていうのに・・・

2007-09-17

箱根か伊豆か、はたまたスフレ

土曜日
今回で2回目のスフレへ。
前回は隊員の家に泊まり、海を堪能、今回は観光!!
今までいったことがなかったのでワクワク

最初にボタニカルガーデンという植物園へ
ジャパニーズガーデンという微妙な日本空間まであり、
(実際は日本とは程遠いですけど)
観光用に手入れがされていてさすがスフレだと思いました
日本で行ったら箱根か伊豆かといったところでしょうかね


このボタニカルガーデンにダイアモンドウォーターフォールという滝があります
これがその滝
ルシアの観光名所です
私の好きな河津の七滝には劣りますがなかなか素敵な場所でした






その後、サルファースプリングへ
ルシアは火山の国なので温泉があるのです
このサルファースプリング、まるで大涌谷
硫黄の臭いがして、あと黒卵があれば完璧です
泥色の硫黄泉があって入ることもできるのですが足だけつかってみたところ
とてつもなく熱い・・・
なのでちょこっと足をつけて撤収


その後、スフレ在住隊員お勧めのルシアンしか知らない穴場のウォーターフォールへ
迫力ある大きな滝も魅力的だけど糸のように流れてくるこの滝、とても気に入りました
入り口に大人2ECという看板があるのに誰も徴収する気がないところも
ルシアっぽくて気に入りました

最後に、今回のメインイベント
ニュージェルザレムという温泉
ここもまたあまり観光客はこないという場所
特に看板があるわけでもなく山の中を入っていくこの温泉
サルファースプリングに比べれば硫黄も強くなく泥色もかなり薄くなっていて
温度はすごーくぬるい
もちろん混浴
プールみたいなもの
水着を着てみんなでぼちゃーん
日本をたって5ヶ月ぶりのお風呂
もうめちゃくちゃ幸せ
1時間くらいあーでもないこーでもないと温泉を楽しむ
その後、若干のぼせる
そりゃ5ヶ月ぶりですから
写真がないのががっかり
今度行ったら写真も撮ってきます

いやいや、ほんとに幸せデラックスな休日でした

2007-09-13

緊急時ってどんなとき?

きのう、セントルシアで地震があった。
地震なんてほんとにめったにないこの国で。
夜中の3時くらいだったかな
なんだかグラっとした気がして目が覚める。
あー、なんか変な夢見たからかなぁと思いつつ、
肌がけをにぎりしめて頭からすっぽりかぶっている。
変なのぉと思いつつ再び就寝。

今日、職場で朝一に
「きのう、地震があったでしょ!!」とみんなが騒いでいる
滅多にない地震なもので若干、ウキウキ感もあり
ウキウキすることじゃないけどちょっとワクワクするんでしょうね
ハリケーンのときもそうでした
不謹慎っていえばそうだけど、仕方ないです
カリビアンですから。。。

そして私は「あぁ、あれはやっぱり地震だったんだ」と悟る
条件反射のように肌がけをかぶったんでしょうね
ちなみにルシアでは地震はまずないので建物も耐震構造になんてなっていません
なので肌がけをかぶったところで意味はないでしょう


先日、学校を回っていたらそれぞれの学校に緊急時避難場所のプレートがある
のですが
緊急時にはまずこの学校が最初につぶれるでしょう
と思ってしまった
緊急時=地震 って思ってしまうのはやっぱり私が地震大国の日本人だからかしら
じゃあルシアンにとっての緊急時はいつなんだろうか
うーん、謎だ

しかしながらめったに来ないハリケーンがやってきてめったにない地震がおきる
今年のルシアはおかしいぞ!!
いや、ここのところあちこちで地震やら災害が多すぎる。
きっと、地球が怒っているんだ!!

2007-09-10

青い空と青い海、最高です

週末、土曜日、ピースコープのボランティアさんと彼の友だち、近くに住んでいるシニアボランティアさんと朝ごはんを食べに行きました
朝ごはんを食べに行くってところが爽やかでしょ
しばし、英語でご歓談

その後、なんだか勢いでピジョンアイランドへ
ピジョンアイランドは島の北部にある国立公園
私の家からは歩いて30分くらいらしい
歩いたことはないのでよくわからないですけど
バスが途中までしか出ていないのでちょっと不便なところにあります


今回が3回目
前に行ったときは海がメインだったので、公園を散策するのは今回が初めて
そんなにハードじゃないと思っていたので、私はワンピースにビーチサンダル
リゾート仕様な私だったのですがこれが痛かった・・・
思いがけずハード




結局、2つとものコブに登りました
向かって左側のコブは階段になっているのでそれほどきつくないんだけど
右側がすごいきつい
距離は短いけどひたすら岩場
そして私はリゾートえみです・・・
がんばりましたよ、ハイ




でも、ほんとにきれいだったー
ひさしぶりに感動!!
天気もすごくよかったし、空の青にも海の青にも吸い込まれそうで
セントルシア本当に最高です
ちなみにルシアンが言うのにはこの右側がカリブ海、左側が大西洋だと言います
ただルシアンが言っていることなのであまりあてにはなりません

頂上に着いたらこんなポールがありました
うわー、マリオみたーい!!!
って思ってしまった自分が情けない
そしてまわりは皆さん、アメリカの方なのでこの感動は共有できずがっかり









このピジョンアイランド
先日のハリケーンの影響が最も大きかった場所です
ハリケーンのあと、2週間は閉鎖していたそうで
大木が単なる切り株に変身していました
桟橋も底板がぬけて枠だけが残っていました
ちょっとした休憩スペースもなくなったりしていて驚きです

2007-09-06

夢が夢ではなくなる日

きのう、友だちがとてもいい報告をしてくれた
実際はけっこう前に聞いていたんだけどね・・・
その友だちは私にとってはかけがえのない人
知り合ったのは大学4年生の時
夏休みの子どものキャンプに私はキャンププログラム、彼はキャンプリーダーで参加した
私が早朝のむちゃくちゃ眠い時間にあえてやった進化じゃんけんで
最後までゴキブリのままだったのが彼でした
あの時は友達になるなんて思ってなかったけどね

かれこれ6年の付き合いになるけれど
もうずーっと昔からの友達だったように思える不思議な人
家が近いわけでもないしいつも遊んでいるわけじゃないけど
けっこう自分の話をしている友達です
あ、あくまでも友だちですよ

そんな彼が転職した
今までだって、すばらしい仕事をしていたと思うけど
正直、今の仕事やめるなんて私にはえーーーーって感じだけど
彼は長年の夢であった仕事へ転職
いつか仕事と夢について語り合ったなぁ

そんな彼の日記に辞令をもらうとき涙ぐんでしまったと書いてあった
なんか、ドカーンと衝撃

ここから私の話
私も協力隊の合格通知を受け取ったとき
ちょうど専門学校のスクーリング中で休み時間に携帯で合格発表を見たんだよね
受験番号をずーっと見ていって、でも携帯だからなかなか進まなくて
やっと見つけたときなんか信じられなくて
わざわざ家に電話をして受験番号確認してもらってようやく実感わいてきた
その後の授業は手が震えてノートが取れなかった
それをみて隣に座ってた専門学校の友だちに「次に私が手が震えるときなんて、パーキンソン病になったときだわ」なんて笑われたり
でも、1つの夢だった協力隊に参加できることは私にはてが震えるくらい嬉しかった

夢が夢ではなくなる日
夢が現実になると正直つらいなって感じることがある
私のずっと夢見てきたこと、こんなことじゃない
夢が現実になるとあんなにキラキラしていたすべてのことが色あせてしまう
いや、色あせてしまったと感じる
ただただ矢のごとく過ぎていく時間と、惰性の日々
高いモチベンションを維持していくのって難しい
そして、あの日の感動を忘れてしまう

ルシアに来て現在6ヶ月目
ほんとに毎日が楽しいけど、楽しいだけじゃすまない現実もたくさんある
そんな中で、あの日のこと忘れかけてたなぁ
彼の話を聞いて、ちょっとあの日の気持ちに戻ってみようって思った
そしたら、もっと毎日が楽しくなると思うから

2007-09-05

全身の力がぬけていくとはこういうことを言うのかもしれない

今日は、めずらしくお仕事があった
これは実に珍しい
オフィスに行ってもすることはない
これにはいろいろと事情はあるけど
一番はダイレクターが忙しすぎて私を含めてスタッフはみんな野放し状態
野放しにされたら日本人は、やばい働きゃなきゃって焦るんだけど
ルシアンは、やったー、仕事ないじゃん、チャットだ、昼寝だ、彼氏呼んでデートしちゃう?!ってな感じ
むしろ仕事がないっていうよりオフィスに居さえすればそれで仕事なんです
仕事の価値観はいろいろ、ルシアンならではでそれはまぁそうなんだろうなぁ

しかーし
期間限定でここに来ている私としてはそうはいかない
まずは毎日仕事探し、それでも見つからなければHIVの本を読んだりネットでカリブ地域の現状や今後の活動の対策をする、思いついた企画があればいずれ使えるときがきた時用に企画書を作っておく
いや、しているふりをしていることも実に多い・・・
先日、同じカリブ地域で同じ仕事をしている隊員に連絡を取った
やっぱりみな、同じようなことで悩んでいる
私たちの仕事は開発型であるといえる
開発型の職種は私たちの人間力が問われるとしばしばいわれる
私もそのとおりだと思う
だからこそいろんな人と話したり、本を読んだり、勉強をしたりして
自分自身の糧を養うことが重要なんだろうなぁ

そんな私に今日は仕事があった
それは先日、実施したサマースールの習熟度テストのデータ処理
データ処理って言ってもエクセルとかで表にするわけでもないけど
サマースクールで5日間をともにした子どもたちの字を見ていろいろ思い出す
個性派チルドレンの回答はこれまた笑える
質問 「HIVとはなんですか?」
回答 「ちっぽけなこと」
日本だったから考えられないです、はい
たった5日間だけどなかなか濃い時間だったので感慨深い
そして、私はやっぱり子どもが好きなんだなぁって思う

そうは言ってもデータの処理は2時間もあれば終わってしまう
その後、今後、ルシアでどう活動していくかを思い悩んでいたら
同僚より「エミはタイプが早いからこれ打ち込みして」と手書きの英文を持ってくる
それは、彼女が朝からずっと取り組んでいた1枚の紙
あんなに時間があったはずなのにまだ3行しかタイプできていない
なにやってたの、あなた・・・
って思いつつ、仕事があるだけありがたいということで引き受ける
見たことがない字で、とても読みづらい
四苦八苦しながらタイプする
でも、なんかこの文章なじみがないなぁと気にかかる
すべてタイプが終わってデータを渡し

えみ 「ところでこれ、誰が使う何の資料なの?」
同僚 「ブライアンの妹の学校の宿題」
えみ  絶句

ちなみに解説しておきますとブライアンとは彼女の愛するボーイフレンドです
怒るのもあきれるのも通り越して気づかなかった自分にしょげる
もう、降参です・・・

2007-09-03

険悪なムード

今日は仕事の話
ちょっとやさぐれえみです

オフィスにピースコープのボランティアさんが私に会いにやってきた
私の力になってくれるだろうと言うことで地域の保健士さんを紹介してくれた
なかなか軌道に乗らない私の活動を危惧して、彼は最近、私にいろんな人を紹介してくれる
来週はまた違う地区の保健士さんを紹介してくれるとのこと
この上なく涙が出てきそうなくらいありがたい話
一期一会
人との出会いを大切にしていこうと思う瞬間
まったくこの国の社会福祉についての情報が与えられず
聞いても誰もわからないと言う八方塞の環境にいた私としては気分上場

しかしながら、私の同僚は終始、不機嫌
半端じゃなく機嫌が悪い
基本的に私に陽が当たることが彼女には面白くないのでしょう
それはいつものこと
ダイレクターにほめられるとその後の風当たりがきつい
でも、日本人的発想かもしれないが、お客さんがきてるんだから少しは愛想良くしてくれよぉ
って思いつつ、私はその場の英語を乗り切るのに必死

そして険悪なムードの中で彼女は私の地雷を踏んでくれた
「エミは英語ができないからワークショップでも見てるだけ、エミの専門は子どもでエイズのことも何も知らないから。勉強しなければいけないの」
おい!!!
確かにすべて事実ですが、少なくてもHIVについてはこっちにくるにあたって相当勉強したしこっちでも辞書を片手にたくさんの文献を読んだからあなたよりかは詳しい自信がある!!
そして、そんなことをわざわざあなたが私のお客さんに言う必要はない
かつ、見てるだけどいうけれどあなたが叱り飛ばして教室から追い出した子どもをなだめ教室に毎回戻していたのは誰だ!!
ふざけんな
久しぶりに絵美子的湯沸かし器が点火
する予定でしたが、まぁ怒っても仕方ない

ルシアンはあんまり人がどう思うとか考えないで発言するので
きっと彼女も明日には忘れてしまうのでしょう
なので私も明日には忘れてしまおうと思います
なんていったってルシアンえみですから

2007-09-01

フィッシュフライデー

金曜の夜、急遽、フィッシュフライデーにいってきました

フィッシュフライデーはアンスラレーと言う私の家からだと車で40分くらいのところにある街で
毎週金曜日に行われています
アンスラレーは何度かバスで通ったことがあります
とっても景色のきれいなところで街は決して広くない印象です
フィッシュフライデーは毎週金曜の夜に行われる恒例のお魚祭りといったとこかな


魚をルシアンらしい味付けにしてホイル焼きにしたものや
ロブスター、たこや貝をぶつ切りにしてスープにしたものが売っていました
どれもこれもとってもおいしくて
お肉が大好きな私も魚を楽しめました

驚いたことがロブスターのお値段
1つ120EC
ってことは約5000円
うーん、やっぱり高いねぇ
ちなみに先日、観光客向けの輸入食材店に行ったところ
板海苔が50枚くらいは入っているんでしょうが
なんと、110EC
約4500円
ありえなーい・・・

まぁどっちもありえない価格なので購入はしていません

なかなか楽しい週末の夜がすごせました


ちなみに計量カップに翻弄されずに作ったパン
メープルモンキーブレッドといいます
これが、実にうまい
ルシアンの皆様にもなかなか好評で
レシピをくれと言われたけれど
レシピをみても君たちはちゃんと計量できないから無理だよーん
と思ってしまう正確の悪い私でした