2008-02-02

トリニダ紀行 2

5時に寝たのに、なぜか9時前に目覚めてしまう
バルコニーで昨日の日記を書きながら、やはり、早く起きていらっしゃったSさんとお話しする
彼は、トリニダに1年前まで住んでいらっしゃったので、いろんなことにくわしい

石油や天然ガス、天然アスファルトの産出国であるトリニダは経済成長率が13%
月々の家賃がUSで2,000から4000ドルの家に住める人が多くいるのだそう
ここに来た時から気になっていたのだけど
やはり、貧困格差が生まれている
高所得者がさらに所得を増やすその一方で低所得者層は変わらず
さらに格差が広がるが、経済が潤うほどに物価は高騰していく
そして、治安の悪化を招く
難しい問題です
これもまたトリニダの一面、朝から考えさせられました

午後、昼食を食べにショッピングモールへ
途中、見晴らしのよい展望台へ
そこで、低所得者の住むエリアを教えてもらう
山間に家を建て生活している、それもまたトリニダの一面
今回の旅行では、目的が他にあってそういうところを見る時間はなさそうだけど
そんなトリニダにも興味あり

屋台ではたくさんのビンに漬けられた果物がずらっと並ぶ
梅干みたいなのもあれば、マンゴーやパインもあったり
すべてちょっとしょっぱく味がついている
まずくはないけれど、そうおいしくもない



ランチは日本食
刺身、のりまき、とんかつ、てんぷら、枝豆
不思議な組み合わせだけど
特にてんぷらと枝豆は久しぶりに食べるので幸せ満喫
海老のてんぷら、えびよりも大きい衣に苦戦
ちなみに、衣をよけてもよけてもえびが出てこなかった人もいました
カーニバルの前なのに食べすぎ、ターボジャムの効果も空しく、肥えていく私です

ショッピングモールでしばしおかいもの
ルシアにもモールはあるけど規模が違う。。。
こんなに広かったら迷子になってしまうくらい
って言っても、わが町、新百合ヶ丘のエルミロードくらいだけど
ルシアにも雑貨屋はあるけど、トリニダにはおしゃれな雑貨屋がある
ルシアだったら用途が優先であんまり選べないけど、こんなに選択肢があったら
迷ってしまうから、私はルシアくらいがちょうどいい
つけまつげとピアスを購入

その後、ドミニカで活動をする同期の隊員と合流
そのまま、パノラマの会場へ

パノラマはスチールパンの大会
スチールパンはドラム缶を焼いて、たたいて作った楽器
トリニダが発祥の地です
後で聞いた話ですけど、アスファルトの産出の時に使うドラム缶がもともとの始まりだったんですって
納得です
80人以上のミディアムと120人以上のラージ
それぞれ8チームずつがパフォーマンスをして競うのです

演奏している彼らのわくわくしているその感じがなんともたまらない
音楽を全身で感じること、これぞ原点、まじで感動
120人の人がたたくスチールドラムの迫力はすごくて、120人の音が乱れず重なるとしびれます
途中、雨が降ったりして7時間
ちょっと寒かったけど、ほんとに満喫しました

今年の優勝チームのフロントラインになぜか日本人
カリブの島でひとつのバンドに120人を集めるのはなかなかむずかしいため
たいていが多国籍軍なのだそう
パノラマの3週間くらい前に、世界からパンマン(パンを演奏する人)が集まってきて
実力を披露して、バンドに参加するんだそうです
ファイナルともなると、セミファイナルで負けたチームから実力のある人をひきぬいたりもするのだそう
奥が深いです
でも、すごいな、フロントラインなんて。。。

帰宅時、煙突から火があがっている
天然ガスがあるらしいです
すごいですよね
自分の国で石油もガスも産出できるなんて

ちなみに石油はリッター51円だそうです
さらに、一番近い、南米ベネズエラはなんと4円だそうです
水じゃなくて石油をのめってことかしら。。。
石油は値上がりしてるけど、石油の産出量はかわらないから
すごくもうかっているらしいですよ

そんなトリニダなのですが環境保全にもつとめているそうで
産業地域を作るためにはパスしなくてはならない項目がたくさんあり
非常にたくさんの時間を有するのだそう

産業と緑が共存する街
いいですね

明日は夕方まで休息の予定
でも、私、なんとも興奮しているので果たして休息できるか不安です

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