争いが生み出すもの

今日、仕事中にHIVのことをネットで検索していたら
ちょっと古いのですがケニアの現状にヒットしました

ケニアはHIVの感染率は高いけれど
予防啓発活動などが比較的うまく行っていると聞いています
ケニアでは年末に選挙があって非常に治安の悪い時期が続きました
2月の末まで対立する政党、それを支持する人々が争い1000人以上の死者をだしたそうです

治安の悪い社会の中で一番、生活を窮するのはやはり社会的に弱い立場の人間だと思います
HIV感染者しかりです

HIVの治療と言うのはけっこう複雑で薬によって進行を抑えることができるのですが
この薬を確実に飲み続けないと薬の効果がなくなります
なくなると言うよりは薬を断ってしまうと、耐性ができてしまって二度と同じ薬が効かなくなってしまうのです
これは大変なことです
まぁ、その話はまた別の機会にするとして
ケニアにももちろんこの薬を服薬して治療をしている人がいました
しかし、この選挙による暴動で、家を追われ、2000人をはるかに超える人が治療を中断されてしまいました

また、こういった社会情勢の中で、性的暴力も増加し
HIVの感染も増加するのではないかということ

2月の末に連立政権樹立の方向で、落ち着いたようですが
選挙に伴うこういった暴動は、世界各国でよく聞く話ですが
何のための争いなのでしょうか
よりよい社会をするために最初にすることが、人の死を伴う争いなのでしょうか
それでも、志を持って死を選んだのならそれはその人の自由かもしれません
だけど、そのためにそれまでの穏やかな生活を奪われ、命の危機に瀕する人がいる
それってすごく矛盾していると思います
なんとなく熱くなってしまいましたが
争いが生み出すものなんてろくでもないのかもしれないと思ってしまいました

お気楽アイランドのセントルシアではあんまりピンとこない話だけど
ちょっと考えさせられた一日でした
写真はお気楽アイランドのお気楽チルドレン
大家さんの親戚の子どもたちです
なつっこくてかわいいけど、飛びついてくるので、腰が痛くなります。。。